
=あらすじ=
舞台は大正時代、函館。
旧華族・伊地知家の長女でありながら
生まれつき顔に痣があるせいで
家族から虐げられていた清子は
両親から妹の代わりに嫁ぐように言い渡され、
家を出されてしまう。
縁談相手は過去見合いを
全て破断にしてきたと噂の実業家、岩倉朔弥。
清子はこのお見合いで何かが変わるかもしれないと
淡い期待を抱き岩倉邸へ向かうが、
「嫁をもらう気はない」と突き放されてしまう。
しかし、自分の顔を見ても驚かない朔弥の姿から、
清子は彼の目が見えてないことを悟り…。
=感想=
大正モノでよくある虐げられて使用人のように
扱われていた主人公。
実は嫁いだ先がとてもいい人たちという流れ。
でも最初は相手が断ってきて、主人公の自信のない
性格はなんなのだ?と元家を調べるといったところ。
でも、今回の物語は、
主人公の顔に痣が生まれつきあって
その姿を見れない盲目の旦那様という
ちょっと特殊なカップル。
ネットの広告で、ときどき流れてくるのを
見て、気になって購入しました。
主人公清子は、本当はとても
勇気のある女の子。
英語もわかり、自分の命を
顧みず、人助けをする
勇敢な女の子。
頑張っている女の子は、
素敵です!!!
朔弥は虐げられていた清子を守ろうと
必死だが、盲目の彼の支えになれるのは
自分しかいないと気づかされ
どんどん強くなっていく。
朔弥の母親にも、弟にも疎まれ
それでも少しずつ頑張る姿が
読んでいて、とても良いです。
ちょっとずつ清子も強くなって
朔弥の支えとなり、
いい夫婦になっていけば
いいなと思います。
=灯Riあとがき=
盲目の朔弥なのに手先が器用
ひよこの折り紙が可愛らしかったです。
#朧の花嫁 #清子 #岩倉朔弥
#いなせ多希 #みちふむ
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